経営管理/管理会計に関する業務は、企業組織の各層に存在します。
fusion_place は、それらすべてを支えるプラットフォームです。

エクセルメタボ解消

予算編成・予算管理に代表される経営管理業務は、基幹業務のシステム化の取り組みから取りこぼされてきた領域です。業務担当者は様々なシステムから情報を取得し、加工することを余儀なくされ、使い慣れたMicrosoft Excel®が広汎に使用されています。

Excel(エクセル)は便利な反面、データを保持するツールとしては適していないため、シート間リンクによる串刺し計算やブック間リンク、マクロにより、ブックの肥大化や属人性といった問題を引き起こします。

そうした問題群を私たちは「Excelメタボ」と呼んでいます。


エクセルメタボの問題点

  • 基幹システムのデータをシートに再入力しており、手間がかかる。
  • 同じデータ・関連のあるデータ(単月/累計、内訳/集計)を複数箇所に入力必要。
  • 運用手順が複雑(複数ファイルの再計算の順序が重要等)。
  • 入力・転記ミス、式の修正ミスで間違った数値を報告してしまう。
  • 組織、勘定科目の変更時には修正に困難を極める。

Excelメタボを解消するには、データを一元管理し、業務に関わる全ての人が直接データを入力・参照できるような基盤システムが必要です。fusion_placeは、経営管理データの格納に適した多次元データベースを中核に、Excelとの親和性が高い連携ツールを備えており、Excelメタボの解消に最適です。

予算編成/予算管理

予算管理の領域では、近年、以下の傾向が見られます。

 ①予算見直しの高頻度化とローリング見通しの導入

 ②事業部門の責任の明確化

 ③戦略・施策と予算の連動強化・関連明示

 ④予算と実績の差異要因の可視化

このような状況を踏まえ、私たちフュージョンズは、「環境適応型予算管理システム」と呼ぶ見通し志向の予算管理モデルを提唱してまいりました。

環境適応型予算管理 = 実行予算管理 + 予算達成管理

実行予算管理では各レベルのマネージャの管理レベルを高め、予算達成管理では今後の施策の調整を行います。見通し管理を、決算予想への役立ちの面だけからではなく、組織としての計画能力の向上のためのツールとして捉える、という考えにもとづくモデルです。


実行予算管理

実行予算管理では、実績に照らして計画精度を検証するとともに、注意を要する状況の発見と分析を促すことで、各レベルのマネージャの計画能力と状況分析/対応能力を高めます。
fusion_placeは、「過去に報告した当月の見通し数値と当月の実績数値を比較し、差異が大きい箇所は伝票明細にドリルダウンして差異理由を分析し、報告する業務」をシステム化できます。

予算達成管理

予算達成管理では期末の予想と、今後の施策の調整を行います。
fusion_placeは、1月~3月の見通し数値を入力した際に年間予算を超過すると警告を表示することや、超過理由を入力しないと見通し数値を送付することができないといった制御をすることが可能です。

管理会計報告

月次で行われる経営報告(管理会計レポーティング)は、経営者にとって事業推進の適切さを確認する大切な場であるべきです。
しかし経営管理担当者は報告資料の作成(エクセル作業)に追われ、報告値の背景を含めた十分な分析ができていないのが実情です。

経営報告データは、本来、その基礎となる会計・業務データと容易に関連付けられるべきですが、担当者の報告用Excel(エクセル)シートの数値をブレークダウンするには大きな困難を伴う場合があります。

「データウェアハウス」すなわち単なる業務データ・会計データの集積ではなく、経営報告を、その基礎となる業務データ・会計データを結び付け一元化、共有する仕組みが必要です。

グループ経営管理

会計ビッグバンにより連結中心の企業決算となってから二十年近くが経過していますが、グループベースで予算・実績管理を含めたマネジメントシステムを確立している企業は未だごく一部に留まっています。

背景には子会社のガバナンスの問題等もありますが、加えて経営管理の仕組みが、「連結会計」中心に留まっている点も大きな要因です。

連結会計では、グループ各社のP/L・B/Sが存在することを前提に、会社間消去等を行って連結P/L・ B/S を作成しますが、連結予算編成では、各社のP/L・B/Sが出来る前の段階での横軸の調整、例えば、営業拠点と生産拠点の計画すり合わせなどがポイントです。各社の予算P/Lなどはその手続きの結果に過ぎません。

真のグループ経営を確立するためには、法人単位、P/L・B/S中心の連結会計処理思考から脱却し、事業及び機能を軸としたグループ予算管理の仕組み(システム)を構築していくべきです。

アメーバ経営管理

アメーバ経営では、社内売買・社内協力対価も反映し「時間当たり」を計算する「採算表」が必要です。

採算表の作成に関して、エクセルによる作業が煩雑になっているケース、基幹システムに取り入れて堅牢な仕組みとなったものの柔軟性に欠けるケース、など様々な課題があるのではないでしょうか。また、同じ採算表とはいえ、製造業と物販業、あるいはサービス業では、管理すべき項目にも違いがあります。

fusion_placeでは、エクセルとの双方向連携、リアルタイム集計など、経営管理基盤としての柔軟性を活用し、各社の事業特性に合った採算表を実現します。非採算部門(NPC)から採算部門(PC)への配賦計算なども、多次元データベースとエクセル間での“Cell-to-Cell”リアルタイム連携を活用して、エクセル上でユーザがメンテナンス可能な処理として実現可能です。

製販在計画(PSI)

製造業、流通業の多くでは、製造・販売・在庫計画の調整に苦労しています。結果として一部の品目について在庫が積みあがる一方、他の品目では欠品が発生しています。

問題の解決には、市場データの利用や統計的需要予測などの技法も有用ですが、多くの企業ではそれ以前の問題として、得意先との商談を踏まえた受注見込みさえつかめていないのが実情です。

こうした状況から脱却するには、需要に対するマクロ的な予測とともに、やはり、現場の各営業担当からの販売予定情報を集約し検証することが重要であると、私たちは考えています。顧客との商談で決まった展開店舗数などを踏まえて予測精度を向上させることが可能ですし、精度目的だけででなく、マネジメントの観点から、予測が上振れした場合の商品の配分や、逆に下振れした場合の責任の所在の明確化と業績評価へのフィードバックを適正に行うことが必要です。

設備投資管理

設備投資管理は、多くの企業において損益予算管理に並んで重要ですが、

 ①会計システムのデータだけでは検収後の事後管理となってしまう

 ②マネジメントと現場部署で、管理したいデータの粒度が異なり、従来システムでは現場部署のサポートが難しい

 ③発注ベースでの予実管理が出来ていない

などの悩みをお聞きします。

fusion_placeでは、経営管理基盤としての柔軟性を活用し、会計システムに加えて購買システムの発注データなどの連携、投資案件名・投資目的など文字情報を含む明細レベルのデータ管理、高速な集計処理によるサマリレベルのデータ管理、明細へのドリルダウンを実現します。

また、Excelとの双方向連携により、減価償却費計算などのデータ加工も容易に行うことができます。